旅からの帰宅
1泊2日の旅から帰ってきました。
島から離れるたびにだんだんと人の多さと目に入る情報量が多くなり、
姫路から大阪を経由し東京へと戻っていったので、視覚や体の感覚が少しずつ戻りつつありましたが、
品川駅に降りた途端、異様な人の多さとスピード感にクラクラしてしまいました。
なんで山手線、最後尾にそんなに乗ろうとするかな…。
一本待って、前方や真ん中車両に移動すれば、快適に乗れるのに。
今日は金曜日だから翌日仕事休みの人も多いし、焦らずゆっくり帰ろうよ…。
でもみんな、何故か急いでいるんですね。
来た電車に乗らなきゃって危機感。
電車は田舎と比べれば遥かにすぐに来ます。東京の電車の速さは異常ですし、待ったって数分のこと。待てばいい。
大丈夫!
よく田舎の人が東京に来て「祭かと思った!」って言っているのをTVとかで見るけどまさにそういう感覚。
最近街に出掛けても目に入る情報量が多すぎて何を見ていいか分からなくなり、看板の文字が飛び込んでくる感じ。
特に買い物中ですが歩いていると視界がぐるぐるすることがあります。
情報というのは相当な圧をヒトにかけているんだなと感じます。
多分そういう感覚もマヒして慣れるんでしょうけど今の私にはちと重いかも…
はあ…、島が恋しいです。
たった1泊でしたが、確かにそこには満ち足りた感覚がありました。
2日目に訪れた小豆島は都会でした。
可愛いカフェや雑貨屋さんもあり、観光地なのでホテルも多い。私はバスで島をぐるっと回りました。
エンジェルロードに行きました。
平日で朝早かったので誰も居なくて、1時間近くぼーっとしていました。
見事な快晴!
島に入る前日に梅雨入りしたのに私は全く雨にも合わず、ラッキーでした。
早朝に島を出て、小豆島へ渡り、フェリーで姫路、電車で大阪、大阪でちょこっと用事を済ませ、大阪から東京へと戻りましたが、これだけ複雑な行き方をしても夜の9時には帰宅出来ました。
もうどこでも繋がれるんですね。
すごい世の中。
確かにお金と時間は必要ですが、
これからもし何か抑えきれない物欲が湧いたら、
例えば3万円で洋服とバッグが欲しくなり、その買えるお金があるとするなら、
そのお金は島への旅に使いたい。
(LCC利用すればもっと安く行けたりします)
きっと今の自分がたくさん所有していることに気づき、欲しかったものなんてもうどうでもよくなるし、
何よりすごく満ち足りた気分、
生きている事に感謝、感動する。
これ以上満足感のある買い物はありません
もしそれでも帰宅して日常生活に戻り、またふつふつと物欲が湧いたら、今あるものを売って、それを購入する為の軍資金にしよう。
モノの数は増やさない。
島の人達も都会に買い物に出かけます
私が島入りするフェリーに乗った時に、ちょうど岡山から買い物を終え、島に戻る方達に遭遇しました。
繊細なレースのジャケットに鮮やかな色の石のネックレスをしていたり、皆さん各々がおしゃれでとても綺麗でした。
手にはデパートの紙袋。
「楽しかったね、またいこうね〜!」
と話をしていました。
どこに住んでいても、買い物は娯楽で息抜き、楽しみの一つ。
人が多い地域に行けば、お店の数も増えるし、売っているものの質や種類も増える。
人間はお店が視界に入れば、欲しくなくてもふらっと寄り道したくなる、そういう風に出来ているものだと感じました。
実際、港から姫路駅に着いた時、華やかな商業ビルがたくさんあり、一瞬入ってみたいと思ってしまいました。
いかんいかん!!!!
と自制し、そそくさと電車に乗りました。私が物欲まみれなだけ?それとも皆さんも同じような感覚になりますか?
人間って本当に不思議です。
人が多い地域に行けばおしゃれな人も出てくるし、人の数に負けないよう、埋もれないようほんの少し個性を出したいとやっぱり思うもの。
でもそれに囚われすぎたくないと私は感じました。
洋服の数は少なくていい。
数やブランドものや流行り物で他人と競わない。
それが自分の価値ではない。
自分にとびきり似合うものが数枚と日常着があればいいんだって事に改めて気づかされました。
そう思ってまたクローゼットの断捨離を進めています。
とても長くなりましたがお読み頂きありがとうございました。